初レビュー『成瀬は天下を取りにいく』

全国の書店員さんの投票で決まる【本屋大賞受賞作】とのことで、

気になっていたので実際に買って読んでみることに・・・

めっちゃ面白いじゃねぇか!!

翌週には続編も買ってた。

翌月には滋賀県に行ってた。

そんな面白い作品のレビューを書いてみたくなり、ブログを始めちゃいました。

『成瀬は天下を取りにいく』では

変わり者の主人公 成瀬あかりの(中2〜高校)の出来事が中心に書かれていました。

読みやすい小説を探している人や明るい話が好きな人にはオススメです!

学生だけではなく大人も楽しめる作品だと思いました。(私が大人なので)

「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

成瀬が放つ一言から物語が始まります。

どうゆうこと?って思いながらこの一言に惹きつけられてしまい

気がついたら夢中で読み進めてしまいました。

主人公 成瀬はどんな子?

学校では一匹狼タイプ

走るのも早く、歌も上手く、勉強もできちゃう優等生

一度聞いたことのある名前は忘れないというスキル持ち

幼い頃は周囲の子に「すごい!」と言われていましたが、

学年が上がるにつれ孤立していきます。

一人でなんでも出来てしまう為、感じが悪いと受け取られてしまったからです。

しかし、周囲からどう思われようと気にしないのが成瀬!

話し方はRPGの村人のような感じ

「ゆっくりしていってくれ」「〜だ」「〜のか?」等と言っています。

将来の夢は二百歳まで生きること

スケールが大きい!

将来の夢は「二百歳まで生きる」と言ったように

成瀬の宣言することや、挑戦することは変わっているのですが

とにかくスケールが大きい!

他にも・・・

シャボン玉を極める

数日後にテレビに出演し、シャボン玉を披露する。

期末テストで五百点満点を取る

結果は四百九十点だった。

この夏を西武捧げる

中二の夏休みの思い出作りに

閉店が決まった西武大津店に毎日通い、テレビの生中継に映る

お笑いの頂点を目指す

幼馴染とお笑いコンビを結成し、M-1グランプリ出場を目指す等・・

色んなことに挑戦する成瀬ですが、全て上手くいく訳ではありません。

しかし、目標に届かなくても落ち込みません

大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になるという。

だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだそうだ。

『成瀬は天下を取りにいく』より

かっこ良すぎ!

めっちゃポジティブ!THE主人公って感じ。

私も目標を周囲の人に伝えようと思いました。

物語の構成

全6章の短編小説で滋賀県大津市を中心とした物語です。

↓『成瀬は天下を取りにいく』の目次になります。

ありがとう西武大津店

膳所から来ました

階段は走らない

線がつながる

レッツゴーミシガン

ときめき江州音頭

ローカル感が伝わってきますね!

基本的に成瀬の事について書かれているのですが、章によって語り手が違うのも面白かったです。

最後の章ときめき江州音頭では

成瀬 本人の視点で書かれているので、綺麗にまとまってるなーといった印象です。

色んなことに挑戦する成瀬を見て

以前から興味はあったけど、なかなか踏み出せなかったブログを始めることができました。

本当に勇気を貰えた作品です。

ありがとう成瀬!

↑先日、乗船したミシガンクルーズ

聖地巡礼も楽しかったです!

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